第二話「AGI ボナパルト」

2020年9月19日

Brain surgery done by robotic arm

 連載小説で身に付くファイナンス知識。独立系ファミリーオフィス銀座を舞台にした元スイスのプライベートバンカー伊勢信一郎の活躍をえがくシリーズ第二話。今回はリーダー栗原美雪がWSSPと対峙します。

あらすじ

 名古屋の医療法人理事長は後継者が怪しい投資話に勧誘されているのではないかと心配していました。中東のドバイでは宅安漬雄が日本のMS(メディカルサービス)法人社長達を集めてAI知能を持ったフランス製手術支援ロボット「ボナパルト」の先進性、投資対象としての価値を熱弁しており、参加した後継者の長男は医師の兄弟を妬んで「ボナパルト」の医療機関へのリース事業に仮想通貨で投資し、利益を出して見返してやろうとします。

 一方、朝鮮半島北の指導者金朴恩(キム・パクウン)は新疆(しんきょう)ウイグル自治区カシュガル地区に独立宣言した国家に亡命しようとしていました。そこでは現代のバベルの塔が密かに建設されつつあり、AGI(汎用人工知能)「ボナパルト」が目を覚まします。この塔の建設には多国籍犯罪企業WSSPの影がありました。果たしてWSSPの真の目的は!