中朝国際列車|陸貿易の要・中朝友誼橋

北朝鮮核兵器問題

北朝鮮核ミサイル

 金正恩(キム・ジョンウン)委員長は三代目の過激な独裁者です。米中露と対等に会話するためには核兵器の所持が前提と考えており、それによって自己の既得権益を守ることに躍起になっています。それ故、側近であろうと大国になびこうとする者は粛清し、国民が飢えに苦しもうが関係ないのです。核放棄をちらつかせて時間を稼ぎ、経済援助を引き出そうとしながら核兵器の開発を進めているのです。このような国に対して国連決議による経済制裁に反して援助することは許されることではないのです。

 したがって、アメリカを始めとする大国側では核兵器の排除は金正恩政権の打倒で初めて成し得ることと認識されています。

 しかし、できれば戦争は避けたい、これは両陣営ともに一致しています。それ故、独裁者の亡命も解決策の一つと思われます。なお、亡命方法として時間のかからないのはもちろんジョット機等の航空機ですが、動きが目立ち国内外からの暗殺のリスクが高いので、妹の金与正(キム・ヨジョン)に権限を委譲し自らの替玉を立ててひっそりと国際列車に乗車する可能性もあります。

中朝国際列車

平壌(北朝鮮)と丹東(中国)を結ぶk27/28国際列車

 K27/28次列車。K28次列車は北朝鮮の首都平壌(ピョンヤン)を出発し、まる一日かけて中国の首都北京(ペキン)まで旅客を運びます。反対に、北京を出発して平壌に向かうのはK27次列車となります。北朝鮮新義州市と中国丹東市との国境の川である鴨緑江(おうりょくこう)を渡って行くのですが、その際に鉄橋の中朝友誼橋を渡るのです。なお、途中の中国瀋陽駅でモスクワに向かうボストーク号に連結される定刻便は現在廃止されています。

 なお、最高指導者専用列車(太陽号)もあり、金正恩委員長の専用車を搭載して2019年2月のベトナム・ハノイでのトランプ米大統領との会談に向けて運行されました。太陽号は目立ちすぎるのでスパイ衛星に対して攪乱するためにも用いられている可能性があります。

中朝友誼橋(ちゅうちょうゆうぎきょう)

鴨緑江にかかる中朝友誼橋

 鴨緑江大橋とも言われます。道路一車線、鉄道線路一本が平行しており、片側交互通行となっています。鴨緑江を渡る橋としては最も有名であり、この橋が中朝間の陸路貿易の要となっています。

 2017年11月24日、中国外務省は修復工事の為に一時閉鎖をすると発表しましたが、その工事は北朝鮮側が実施するとしています。北朝鮮にとって石油精製品をトラックで輸入することが不可能となるので、中国側の経済制裁の一環であると思われています。

 2019年2月のハノイ会談では、最高指導者専用列車が通行しています。