第一話「有馬窯元M&A事件」

2020年9月19日

tachikui

 連載小説で身に付くファイナンス知識。独立系ファミリーオフィス銀座を舞台にした元スイスのプライベートバンカー伊勢信一郎の活躍をえがくシリーズ第一話。1年以上にわたり連載して来ました「有馬窯元M&A事件」が完結いたしました。ストーリーと解説の2本立てで楽しくファイナンスの基礎知識を学ぶことができます。

あらすじ

 有馬焼窯元は後継者問題で悩んでいたが、長男に継がせることができないならと、メインバンクの紹介する買収話に乗りかける。また、中学教師を定年退職した坂元八造と外資系証券会社を辞めざるを得なかった金田俊哉は、ファミリーオフィス銀座に入社し、不動産業者深田の指導を受け、有馬温泉の近くで観光開発事業を企画する業者を探り出そうと罠をしかける。
 一方、公益財団法人みやこ財団では、「国土防衛会議」が開催され、国土を侵略する多国籍犯罪企業 WSSP が日本に進出したことが判明した。その日本法人である一般社団法人 日本名勝保護協会(JSSP)が国土買収と水源を狙っていて、次のターゲットが有馬温泉近くの水源らしいのだ。また、WSSP はCNT(カーボンナノチューブ)を世界中から中国ウイグル自治区カシュガル地区に集めているようだが、その目的も不明である。
 かくして、有馬焼窯元は買収企業の末端である不動産コンサルタント 西川真と面談をし、基本合意が結ばれた。しかし、西川は共同出資事業で坂元と金田に面談し、日本名勝保護協会に疑念を抱いて紹介者の宅安物産役員 宅安漬雄に「疑わしい取引」の報告をすることを告げる。果たして窯元一家の運命は!

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