生命保険の基礎

2020年11月24日

生命保険の基礎

生命保険

生命保険契約の定義

 生命保険契約とは、保険契約のうち、保険者(保険会社)が人(被保険者)の生存又は死亡に関し一定の保険給付を行うことを約するもの(傷害疾病定額保険契約に該当するものを除く。)をいいます。
 (保険法(平成20年6月6日成立、平成22年4月1日施行)第2条第8項)

生命保険の保険者

 生命保険会社、JA、全労災などです。

保険金の支払い方法

 定額払いです。

生命保険の分野

 第1分野に区分されています。

生命保険契約者の保護

クーリング・オフ制度

 クーリング・オフ制度とは、保険会社等若しくは外国保険会社等に対し保険契約の申込みをした者又は保険契約者(以下「申込者等」という)が、書面によりその保険契約の申込みの撤回又は解除(以下「申込みの撤回等」という)を行うことができるという制度です。

 ただし、申込みの撤回等に関する事項を記載した書面を交付された場合において、その交付をされた日と申込みをした日とのいずれか遅い日から起算して8日を経過したときは申込みの撤回等はできません。クーリング・オフは申込者等の一方的な意思表示で申込みの撤回等ができ、払込保険料は返金されます。

クーリング・オフが適用されない保険契約

  • 保険契約の保険期間が1年以下であるとき。
  • 申込者等が、営業若しくは事業のために、又は営業若しくは事業として締結する保険契約として申込みをしたとき。
  • 一般社団法人若しくは一般財団法人、特別の法律により設立された法人、法人でない社団若しくは財団で代表者若しくは管理人の定めのあるもの又は国若しくは地方公共団体が保険契約の申込みをしたとき。
  • 当該保険契約が、法令により申込者等が加入を義務付けられているものであるとき。
  • 申込者等が保険会社等、外国保険会社等、特定保険募集人又は保険仲立人の営業所、事務所その他の場所において保険契約の申込みをした場合その他の場合で、申込者等の保護に欠けるおそれがないと認められるものとして政令で定める場合。

 (保険業法(平成7年6月7日成立、平成8年4月1日施行)第309条第1項)

生命保険契約者保護機構

 生命保険契約者の保護として、保険会社が会員となって「生命保険契約者保護機構」が平成10年に設立しました。この保護機構の会員である生命保険会社と生命保険契約を結んでいる被保険者は、万一、生命保険会社が破綻した場合に、保護機構より保険契約の移転等における資金援助、補償対象保険金の支払に係る資金援助等を受けることができます。

補償範囲

  • 高予定利率契約を除く全契約の責任準備金の90%が補償されます。
  • 高予定利率契約とは、破綻時の過去5年間で常に予定利率が基準利率(現在3%)を超えていた契約をいいます。この場合は、補償限度は90%を下回ります。
    高予定利率契約の補償率 = 90%-{(過去5年間における各年の予定利率-基準利率)の総和÷2}
  • 破綻後、保険契約の移転等が行われるまでの間は解約できません。保険契約の移転等が行われた後は、解約が可能となりますが、早期に解約した場合、「早期解約控除制度」が適用される可能性があり、その場合補償限度は90%を下回ります。保険契約を継続することを希望される場合は、保険料を継続して払い込まなければなりません。