定年退職後の社会保険選択

健康保険証

 定年退職後の社会保険の選択についてお話しましょう。退職後は74歳までは次の3つの選択ができます。75歳になると後期高齢者医療制度に移行します。

定年退職後74歳までの3つの選択

健康保険の任意継続をする

 全国健康保険協会、企業健康保険組合、公務員等共済組合で資格喪失日の前日(退職日)まで継続して2ヶ月以上加入し、資格喪失後20日以内に手続きをすれば、保険料は全額自己負担ではありますが 2年間被保険者になることができる制度です。年収がそれなりにあった非自発的失業者以外の方は国民健康保険に加入するよりも負担は少なくて済みます。

 ちなみに、全国けんぽでは、40歳以上65歳未満なら保険料最高で月額34,920円 (東京都の例、令和3年4月から、介護保険料1.80%含む) です。

国民健康保険へ加入する

 国民健康保険の保険料は昨年の年収額により決定し、年間上限額が99万円(東京23区の例、令和3年度、後期高齢者支援金および介護保険料含む)ですから、最高月額82,500円となります。

 但し次の方やその他減免を受けられる場合がありますので、窓口でご相談ください。

  • 所得が一定の基準以下の方
  • 非自発的失業者(失業時点で65歳未満)

家族の被扶養者になる(家族の健康保険に入る)

 60歳以上で年収180万円未満かつ被保険者の年間収入の2分の1未満でしたら、家族の健康保険の扶養家族となることができます。この場合本人の保険料負担は発生しません。

後期高齢者医療制度

厚生労働省サイトより

 75歳以上の方は全て後期高齢者医療制度に加入することとなります。医療費の一部負担(自己負担)は一般・低所得者の場合は1割負担ですが、現役並み所得者の場合は3割負担となります。

 但し令和4年度後半以降には課税所得28万円以上かつ年収200万円以上の後期高齢者(対象者約370万人)は2割負担となります。